サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

久々にマスターオリムピック

梅雨の合間にちょこちょこっと、走ってはいるが、蒸し暑さに負け、なかなかロングライドに行けないでいる。

梅雨が明ければまた今年も猛暑の夏がやってくるのだろう。老サイクリストには昨今の真夏はオフシーズンと言っても過言ではない。

先日、久しぶりに MASTER OLYMPIC を自転車部屋のラックから降ろして走った。

しばらく乗っていなかったので走行前にホコリを拭い、各部を点検。特に異常はなかったが、傷んでいたバーテープを巻きなおした。

40kmほど走って、いつもの休憩場所で撮影。

マスターオリムピックは手に入れた当初はオリジナルと思われる、カンパ9速時代のコンポで組まれていた。エルゴレバーはとんがり頭のRECRDチタニウムロゴのレバーがついていた。90年代~ミレニアム頃のフレームと思われるが、コロンバスSLのパイプで、トップチューブとダウンチューブがオーバーサイズのジルコチューブで、おまけにクロモリのストレートフォークで乗り心地は硬め。『クロモリフレームは乗り心地が良い』などという一般論にはそぐわない。踏んだだけよく走るフレーム。

COLNAGOではカーボンフレームのC40が出たのが1990年代後半だから、その前くらいのモデルなのかな?

現行でも手に入るスチール製のフレーム、コルナゴマスターXライトのフレームは外観のデザインはそっくりだが、チューブは全く別物で、台湾製で塗装のみイタリアのコルナゴ社で塗られていると聞く。

 

 

エサメキシコは同じコルナゴのクロモリフレームだが、80年代後期だろうか?リヤエンドが128ミリで、カンパ8速時代のものと思われる。前三角のトップとダウンチューブのパイプは初期の細めのコロンバスのジルコチューブが使われていて、ベンドフォークで乗り心地も良く、走りは軽快な感じ。

今の僕にはマスターオリムピックよりこちらの方が、体にあっているように思うが、たまにマスターに乗るとAVは2~3キロは早く走れ、それはそれで気色が良い。

 

昨年体調不良でバラしたカーボンフレームのLOOK586SLは処分するつもりだったが、中々手放しきれずに自転車部屋の隅の天井から吊られて眠っている。

この性能を生かし切れる体力はもう僕にはないが、カーボンフレームの乾いた走行感はクロモリフレームとは全く別物の乗り味だ。

 

コンポも全部置いてあるので、気が向けばひょっとするとまた組むかもしれない。