ビンテージファンには Cレコ時代のデルタブレーキと並んで人気があるらしい。
フネを島野に変えてみたりして使ってはみたが バネが強くて引きが重い、おまけにホィールを替える度のセンタリングや微調整が面倒で、使いづらいので交換する事にした。
新しく取り付けるのは カンパのCHORUS 90年代後期の物、勿論 中古だが分解洗浄して 整備済み。
といってもシューは偏磨耗してるし 硬化もしているので 要交換。
カンパのブレーキシューはシマノと違ってアルミのフネに圧入してあるだけ、フネを万力に固定し、プライヤーで摑んで古いシューを引っこ抜く。
(11速化後はシマノのように、ビスで固定する方式になったようだ)
このカンパのBR-RE600のシューは現行品より古いタイプで (現行は700番かな)店頭に置いているお店はまずない。
カンパはいまだにもっと古い時代のシューも取り寄せが出来るらしい、古い自転車を乗っている者には有り難く 嬉しいサービス。
素手で入るのはここまで。
カンパのシュー交換は圧入方式なので 硬くて素手で入れるのは無理というのが常識。
以前、サードパーティーのカンパ用の圧入式のフネを買ってみたら シューがすんなりと素手で交換できたのはいいが 池田の五月山の檄坂の下りでフルブレーキ中に 前の片方のシューが脱落し、辛うじてリヤのブレーキだけでドリフトしながら止まることが出来たのだが非常に怖い思いをした。
あれからそのフネは怖くて絶対に使えない。
残りはこんな感じで ウォーターポンププライヤーでそろそろと押し込む、お店で頼むとカンパ用の冶具を使って無料で入れてくれるらしいけどね。
(フネの両端に傷が付くが)
交換できました。
このキャリパーブレーキはリヤもダブルピポットのもの。
現行ののカンパのスケルトンタイプのリヤブレーキは 軽量化のためシングルピポットになってしまい 利きが甘いという話をよく聞く。 「ロードレーサーのリヤブレーキはほとんど使わないから問題ないよ」 という方もいるので そういう考え方でカンパは開発したんだろうが 個人的に使う使わないより ブレーキの利きは良いに越したことはないと思う。
交換後、走ってみたがやはり実用にはモノブラナより このブレーキのほうが引きは軽いし利きもずっと良い。
センタリング調整のイモネジも付いているので使い勝手も大変良い。
これでエサメキシコもますます走るのが楽しめる、後はチェーンリングのコンパクト化のみ。