サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

☆Bテンションボルトの工夫 colnago esa mexico

今日は天気が良ければmaster olympicでサイクリングに行くつもりでしたが、治療中の歯の痛みが治まらないので気合が入らず中止、傷みを紛らわすのに薬を飲んで朝から自転車いじりになりました。
 
僕の持っているもう一台の コルナゴクロモリフレーム 、ESA MEXICO。このESA MEXICOのフレームについてはいろいろ調べたのですがネット上にも資料が少なく、詳しいことがわからないのですが。海外のビンテージショップのカタログにいくつかESA MEXICOと同じデザインやカラーの車体が掲載されているのを見つけました。そこには92年?とか90年?とか書かれていたのですが、付いているコンポを見ると、どの車体もRDはNuovo Super Recordで組まれていました。Nuovo Super Recordが発表されたのが’77年のミラノショーですから、このフレームはそれ以降80年代前期までのものと考えていいでしょう。ボクのはトップチューブとダウンチューブのみつぶしが入っていますが他の画像でシートチューブにもつぶしが入っているフレームの画像も見つけました。どちらにしても COLNAGOで最初のジルコチューブの使われた市販フレームだったようです。そしてこの個体は約30年前のフレームとは思えないほど綺麗で、デッドストックのフレームであったことは間違いないようです。最初は再塗装ものかなと思いましたがチューブ内部の状態を見ても、フレームのロゴのデザインを見てもほぼオリジナルに間違いないと思います。手に入れたときに組まれていたパーツはさほどいいものではなく、カンパ90年代のそこそこ使われた車体から外したものでワイヤーとチェーンは使い物にならないほどで、適当に組んで売りに出したと思われましたが、とっても安価で手に入れたので今は満足しています。かえって80年代初期のパーツできっちりと組まれていたら倍以上の値段でも買えなかったかもしれません。
そして非力なボクが言うのも何ですが 300kmほど試走した感じでは走りもなかなかのもので、流石にクロモリフレーム全盛の時代に作られたフレームだと感じさせられました。
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このフレームに9速コンポを入れたのは実走を楽しみたいからで ビンテージマニアの方からは苦情が出るかも知れませんが、ボクは飾って楽しむタイプではないので、これでいいと思っています。
 
クランクは、一度パワートルクのアテナに入れ替えてコンパクト化し、走った感じも良かったのですが、ちょっと訳があって今はノーマルクランクに戻しています。
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このクランクはもともと master olympic に付いていた、9速時代のCHOLUSの52/39 172,5ミリのクランクです。
 
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このフレームは多分80年代前期のフレームで6~7速の時代のもの、リヤエンドは今は130ミリの9速ハブが入っているがホィールを入れるときに少しきついので 元は126ミリだったと思われます。
 
今回はノーマルクランクのインナーローで、何とか峠が登れるように13t~28tの9速カセットを入れてみました。
 
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が、しかし28tギヤはこのリヤエンドには大きすぎたようで、インナーローに入れると、record 9s RD (キャパは27t)の Bテンションボルト を一杯まで締めこんでも、ガイドプーリーと接触し、ゴロゴロと音が鳴る。これは何か工夫してもう少しRDを後ろに下げてやらないとこのままでは使えない。
そこでもっと長いボルトを入れてみたがボルトの角度が寝てしまい、うまくいかない。いろいろ悩んで、ふと思いついたのがボルトを逆から入れ、ボルトの頭をエンドの突起に当たるように調整してやると上手くRDが後退して、プーリーが接触しなくなった。
 
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あとは上手く変速してくれるか心配でしたが、スタンドの上では、とりあえずは変速に問題はありませんでした。
まだ実走行テストはしていませんので またご報告したいと思います。