サイクリングエッセイ Hirobee's A day in the life

北摂里山のサイクリングとひろべぇの平凡な日々を綴ります。

☆植村直巳の本

 このところ自転車に乗れていない!毎晩のツールTV観戦の影響で、朝早く起きれないのと、このところの暑さが原因というか言い訳デス。
 休日も朝9時を過ぎると もう外に出る気がしなくなりますね、歳も歳なので無理をしてまで出かけることも無いと思うが、ツールも終わったことだし何とかしないといけないナァ。唯一救われているのは治療中の歯の傷みが退かず 食事の量が減り体重が全く増えないこと。
 
日曜に駅前の本屋へ冷やかしに・・・。 最近は自転車雑誌もよほど気になる読み応えのある記事でもないと買わないし、立ち読みでざっとチェックするだけが多い。本屋さんには困ったオヤジ、本を読むのは好きだが自転車にお金が掛かるので(笑)本には余りお金をかけたくない、主に近くの図書館に通い本を借りて読むのがもっぱらのボクの読書です。
 
 自転車関係をざっとチェックしていると 横のBE-PALの新刊に目が止まった。BE-PALは 山家をしていた若い頃から愛読していたが、ここ数年は近所の図書館に置いてあるのでわざわざ購入することはほとんどなく、そちらで借りて読むことが多い。
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 今月号にはゴムバンドが掛かっていて、なにやら付録が付いている。新年号にはよく付録が付いているのだが・・・・、と膨らんだ中身をチェックすると、植村直巳の対談の小冊子が付いているでは無いか!これは買わなくては・・・・・・・。
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 植村直巳は単独行の登山家である、植村以前には小説の主人公にもなった加藤文太郎という著名な単独行の登山家も居たが このヒトは大正から昭和の時代の人で、植村直巳はボクにとって一番身近な登山家であり、冒険家であった。
 ボクは山登りもそうだったが、自転車も一人で走ることがほとんどである。特に“ヒト嫌い”だとは自分では思わないのだが あえて他人から見て分類されれば、そうなのかもしれないと思う。集団で走ったり、ハイキングしたりすることの楽しさも理解できるのだが、一人で勝手気ままに山を歩いたり自転車で走るほうを好む。その分準備も万一のトラブルへの備えも万全を期す。あまりべたべたと、いつも集団の中に居るのはやはり苦手なほうである。
 植村直巳の影響でそうなったのでは勿論無く、ボクがそういう気質だから植村直巳を好きになったのだ。
 
 南極大陸横断という 彼の人生最大のテーマを決行直前に起きたアルゼンチン紛争で挫折に追い込まれ、翌年の冬季マッキンリー登頂後に消息を絶ってしまった。
 
 ボクは 『植村直巳は今もきっと、極北のどこかのエスキモーの村で隠遁生活をしているのだ。』 と思っていたい 『植村直巳ファン』 の一人である・・・・。