昨晩はゆっくり温泉に入り、 家族で団欒。 普段飲まないお酒もたっぷり頂いて 10時にはバッタングー。
おかげで翌朝は5時に目が覚め、6時からの大浴場が開くのを待って 一番風呂。家内を誘って、夜明けとともに湖畔の散歩に出かける。 湖西のバックの山にはすっぽり霧がかかり全く山の姿はない。
早朝から港内でルアー釣りの人影が数人。 バス釣りの貸しボートで出港していく 釣りのグループも居る。 僕もルアーとロッドとリールを持って来れば良かったなと一瞬思うが 今回はそんな時間はない。
散歩をしていると次第に霧が晴れて、湖東の山々が 朝焼け空に 遠望できるように。 伊吹山が良く見える。
ゆっくりとたっぷりな朝食を頂いて、朝からお腹が満腹。 今日の予定は家内の大学時代の同窓生の友人が、開いている信楽の窯元へ。 10時過ぎまで旅館でゆっくりとコーヒを飲んだりして過ごして信楽へ。 高速道路には乗らずに琵琶湖沿いの秋の景色を楽しみながら下道を行く。
琵琶イチの最中か?数人のサイクリストを見かけた。 車のラジオを聴いていると 京都あたりの観光地の駐車場はもう満車状態だと言っている。 京都よりは滋賀は観光客も少なめで まだ紅葉は熟しておらずもう少し先が見ごろか? 瀬田川から石山寺を過ぎ R422で信楽へ。
信楽への途中、峠道で、たくさんのローディーが走っているのとすれ違う。 このあたりは絶好のサイクリングのコース。 今回はずっと運転手を務めているので 写真を撮れないのが少し残念。
信楽にはお昼前に到着。 昼食後に陶芸の森公園に立ち寄り、広大な丘の上で孫と遊んで、秋を楽しむ。
カーナビで近くまでは来たが、そこからは細い道がくねくねと続き 似たような工房の建物ばかりで迷う。やっと目印のレンガの煙突が見えて 「ここや、ここや」 と到着。 生活雑器の作品をを中心に作り続けておられる
谷寛窯、3代目 谷井芳山さんの主催する 里山に抱かれた夢工房 陶 ほうざん
僕は結婚前の30数年前と、20数年前の夏の陶器祭りの際と、二度遊びに来ているが今回は久しぶりの訪問、 家内はそれ以後も数回訪れている。
ギャラリーの二階から声がするので 階段を上がっていくと お客さんを接待中の窯主ご夫妻の姿が・・・。 谷井さんは相変わらず若々しい。 僕の事は流石に憶えておられなかったが、家内を見て 久しぶりの来訪を大変喜んでくださった。
工房はこの煙突が 目印。
広い敷地のあちこちに 釜焚きの薪が乾されて積んである。
広い敷地内には工房を改造した 凝った造りの広いギャラリーがある。
平日の何時もは十数人の若手が働いていて賑やかな工房も土曜の今日は 工房はお休みで広い敷地内がひっそりと静か。 ご主人夫妻お二人はギャラリーに ひっきりなしに来訪するお客さんのお相手に 休む暇もなく 忙しそうだった。
なんでも最近、NHKの関西版の番組で 陶芸工房を紹介されて、その後は一時、新聞の取材や それを見た友人からのメールや電話が殺到して いっとき対応に忙しく大変だったらしい。 家内には友人と積もる話があると思うので お茶のお接待を頂いてから、後は勝手に息子達とギャラリーや工房を見学、20数年前に訪れた時とほとんど変わっていないが、なんでも釜は登り窯からいろいろと種類を増やして、現在は広い敷地内に十数基の釜があるらしい。
広いギャラリーの中のたくさんの作品の中から、家族それぞれが気に入った欲しいものを 探し出して、お土産に頂くことに。 長男は徳利のセット、次男はお茶椀、僕は先日手が滑って お気に入りの飯椀を粉々に割ってしまったので 飯椀を物色。 6,200円也の 白い薬がけの大振りの釜主の作品を購入。 陶器は使えばいつかは割れてしまうかもしれませんが、それでも 日常で使うものこそ いいものを使いたいですからね。
2時間ばかりの訪問もあっという間に帰らないといけない時間になる。 再会を約束して信楽を後にした。 帰りは 新名神で草津まで 長男達を家に送り、孫と別れを惜しむ。 あっという間に18時前。 20時までに帰ってレンタカーを返さねばならない。 渋滞を心配したが幸い大したこともなくスムースに19時過ぎ帰阪。
車の運転に疲れたが、自転車のロング走に比べれば楽なもの。思い出に残りそうな 楽しい二日間の旅だった。